噛み合わせが悪くなったと思ったら

噛み合わせが悪くなるのは、歯の治療直後とは限りません。何か特別なことをしていなくても、日々の暮らしの中で突然噛み合わせの違和感を覚えることがあります。また、“歯並びが良い＝噛み合わせが良い”とは限りません。歯並びが良い方でも噛み合わせが悪くなる可能性は十分にあります。

もし、噛み合わせの悪さを感じたら放置せずに歯医者で診てもらいましょう。

噛み合わせが悪いままにしておくと

噛み合わせが悪くなった時、最初に気が付くのは噛んだ時の違和感です。歯の一部しか噛み合っておらず歯が浮いている気がする、反対に噛み合わせが深すぎて上の前歯が下の歯茎に当たる、などの症状です。

もしかすると多少の噛み合わせの悪さが気にならない方もいるかもしれません。しかし、噛み合わせが悪いまま治療せずにいると、噛み合わせのズレが顎のズレにつながり、さらに顎のズレから顔の歪みへ、最後には全身の歪みに発展し全身のさまざまなところに不調を感じます。
原因不明の肩コリや頭痛で長年悩まされていた方が、噛み合わせを治療したらすっきりと治ったというケースもあります。

治療内容

スプリント治療

スプリント（マウスピース）を装着し、顎の正しい動きを回復させる治療法です。噛み合わせの悪さが続き、顎関節症になってしまった方向けの治療です。顎の動きが安定してから詰め物・被せ物の高さが合っているかを確認し、最終的な噛み合わせを調整します。

補綴治療

高さが合っていない詰め物・被せ物を取り外し、もう一度つくり直します。また、歯を失ったところには入れ歯やインプラントで歯を修復します。